基礎体力研究所
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第39回談話会:2009年7月15日
「明治初期のお雇い教師と日本側(文部省)とのギャップ―教師の仕事・資格をめぐって―」
…藏原三雪
基礎体力研究所主催の第39回談話会が7月15日に行われました。
今回は、「教育内容・教育方法史」がご専門の藏原三雪先生に「明治初期のお雇い教師と日本側(文部省)とのギャップ―教師の仕事・資格をめぐって―」と題して明治維新以降における日本の近代教育発足時にみられた西欧と日本の教師像の違いについてお話をして頂きました。
蔵原先生は現在、明治初期に近代的な学問普及のため様々な分野のお雇い外国人が雇われたなかで、理化学教師として雇い入れられたW.E.Griffis(グリフィス)の教育活動について主に研究されています。日本人と外国人との教師という仕事に対する考え方、生まれ育った教育環境の違いによる価値観の違い、そして、現代における日本の学校教育の在り方について明治初期のお雇い外国人教師たちの貢献を見逃すことができないことなどを知るよい機会となりました。
藏原先生の興味深いお話に引き込まれ、あっという間に時間が経過してしまい大変有意義な時間を持つことができました。藏原先生、司会を務めて頂きました西田先生、ご参加頂きました教職員・学生のみなさまに感謝申し上げます。