基礎体力研究所
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第34回談話会:2007年2月14日
「大学運営のエネルギー -バレーボール指導から学んだこと-」
…高橋和之(日本女子体育大学)
基礎体力研究所の第34回談話会が第3回FD談話会と合同で2月14日に行われました。今回は、「大学運営エネルギー ―バレーボール指導から学んだこと―」と題して高橋和之先生に日女体に着任してから現在に至るまでをバレーボールの指導を通して得られたことをお話して頂きました。高橋先生は昭和45年1月に日女体に着任されました。着任当初先生はバレーボールの指導者として「4年間の在学中に最低一回は優勝経験をさせて卒業」、「大学日本一を目指す」という2つのノルマをご自身に課していました。このノルマは5年経ってやっと達成させたそうです。大学には様々な高校から様々な実力の選手たちが集まってきます。大学生として強いチームを作るには、まずはじめに一度ゼロに戻り基本からやり直す必要があり、強い選手ほどそれが必要であるとお話し下さいました。バレーボールのチーム作りと大学の運営は同じであり、「強いチームには優れた指導者がいて強い選手もいる、良い大学には優れた教師がいて良い学生がいる」そして、「選手がいて初めて監督が成り立ち、教員は学生がいて初めて成り立つ」ことを先生の指導経験に基づいてお話下さいました。
最後に「原点(初心)戻れば必ず成功すると信じています。」と強調されたことが印象的でした。当日は、お忙しいなか多くの教職員の皆様にご出席いただきありがとうございました。