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2010東京都スポーツ・医科学サポート報告

本学教員 佐藤 耕平

東京都は平成21年度より、高校生アスリートの競技力向上、育成・強化を目的とし、スポーツ医・科学サポートを行っています。このサポートは、日本女子体育大学、国士舘大学、日本体育大学の3大学が東京都と連携を組み実施しています。2010年度現在、本学が中心にサポートを行っている種目は、陸上短距離・跳躍、カヌー(スラローム)です。サポートの内容は様々な側面から行われています。

2010年度は、基礎体力・運動能力の把握を目的とした「コントロールテスト」。また、アスリートのコンディショニング・生理機能の把握を目的とした「コンディショニングサポート」、パフォーマンスの向上を目的とした「トレーニング・パフォーマンスサポート」、選手の栄養状況の把握、食育を目的とした「栄養サポート」を本学の教員・基礎体力研究所のメンバーが中心となり行いました。特に、コンディショニング測定は基礎体力研究所のメンバーを中心に測定チームを結成し、測定にあたっています。また、陸上競技のパフォーマンスサポートは本学の石塚 浩先生、栄養サポートは田口 素子先生が中心となってサポートを行っています。

昨年度は、我々がサポートを行っているカヌーの森田達也選手が日本ジュニア選手権大会スラローム男子カヤックで見事優勝しました。大変関係者として嬉しい出来事でした。さらには来年度からは「ボート競技」が測定対象に加わります。本研究所では高校生ボート選手に対して最大酸素摂取量の測定をはじめとする様々な生理学的な測定を行っていき、競技力の向上に貢献したいと思っております。近い将来、このサポート選手の中から、オリンピック選手が出る日も近いかもしれません。


写真1.
ベンチプレスによる筋力測定(コントロールテスト)


写真2.
超音波診断装置を使った腹直筋厚の測定(コンディショニング測定)

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