基礎体力研究所
2024年度第35回公開研究フォーラム
「人体の柔軟性を探る」
11月30日（土）に「人体の柔軟性を探る」をテーマに第35回公開研究フォーラムを開催しました。
セッションⅠの基調講演では、早稲田大学の川上泰雄先生に「『柔軟性』を考える～生体軟組織の力学的特性と関節の可動性の観点から～」についてご講演いただき、関節可動性の規定因子と軟組織の伸展性の関係、静的ストレッチングに動的ストレッチングの要素を付加した新たなストレッチング法の有効性、器具を用いた軟組織モビライゼーションの効果についてご紹介いただきました。
セッションⅡでは、愛知医科大学の大塚俊先生に「深筋膜の構造と機能～関節の可動性への影響を考える～」というテーマで、骨に次ぐ第二の骨格である深筋膜の特徴と身体機能との関連性について、また、京都産業大学の加藤えみか先生に「柔軟性の役割とその評価」というテーマで、柔軟性と傷害との関連や柔軟性とパフォーマンス・コンディショニングについてお話しいただきました。
当日はスポーツだけでなく日常生活にも関わる「柔軟性」がテーマということもあり、本学の学生および教職員はじめ、他大学の学生や研究者、スポーツ指導者の方々も多数参加してくださいました。
