第51回新体操演技発表会を開催
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テーマは「GREATEST SHOWMAN 個性を魅力へ 〜これが私たち〜」
11月25日(金)、国立代々木競技場第二体育館にて、本学新体操部による「第51回新体操演技発表会」が開催されました。今回のテーマは、「GREATEST SHOWMAN 個性を魅力へ 〜これが私たち〜」。Ⅰ部では、団体・個人の競技種目に加え、フェアリージャパンPOLA作品と賛助作品、4年生作品を発表。休憩後のⅡ部では、ミュージカル映画『GREATEST SHOWMAN』を下敷きにした創作作品が部員全員により披露されました。
Ⅰ部 団体・個人の競技種目に加え賛助会員も演技を披露
Ⅰ部では、今年活躍した本学新体操部の選手達が、それぞれの演技を発表しました。
冒頭は日本女子体育大学AGGチームの演技からスタート。AGGは手具を持たずに行う団体徒手体操で、この日は7名のメンバーが壮大なオペラにのせて息の揃った演技をみせ、発表会の幕開けを華やかに飾りました。
続いて日本女子体育大学団体チームが作品を発表。今年4月の日本代表選考会で優勝したチームは、隙のないフープの演技でその実力を披露しました。
個人演技では、安藤愛莉さん(スポーツ科学科2年)、小畠愛梨さん(スポーツ科学専攻4年)、熊谷咲乃さん(スポーツ科学専攻4年)、上條歩奈さん(スポーツ科学科2年)が登場。安藤さんはダイナミックなボールの演技を、小畠さんはリボンの演技を音楽性豊かに、熊谷さんはフープの演技をエネルギッシュに、上條さんはみずみずしいボールの演技を発表し、会場の大きな拍手を誘いました。
日本女子体育大学AGGチームの演技
日本女子体育大学団体チームによる演技
安藤愛莉さんの演技
小畠愛梨さんの演技
熊谷咲乃さんの演技
上條歩奈さんの演技
今年の発表会は、日本女子体育大学附属二階堂高校も参加。2021年3月の全国高等学校新体操選抜で優勝を果たすなど躍進が続くチームで、フープの演技で大学生とはまた違う若々しいパワーを伝えました。
再び個人演技に戻り、関若菜さん(スポーツ科学専攻4年)、井手口真子さん(スポーツ科学専攻4年)、栫井優さん(スポーツ科学専攻4年)、柴山瑠璃子さん(スポーツ科学専攻4年)が登場。関さんは躍動感溢れるクラブの演技を、井手口さんはリボンの演技をしなやかに、栫井さんは柔軟性をいかしたボールの演技を披露。個人ラストの柴山さんは4月の日本代表選考会でユニバーシティゲームズとアジア競技大会に選ばれた選手で、伸びやかなフープの演技で観衆の期待に応えました。
続いて、団体チームが登場。プッチーニの歌劇『トゥーランドット』を楽曲に用い、手具の扱いも巧みにドラマティックな世界を表現しました。
日本女子体育大学附属二階堂高校による演技
関若菜さんの演技
井手口真子さんの演技
栫井優さんの演技
柴山瑠莉子さんの演技
日本女子体育大学団体チームによる演技
団体の次は、ゲストのフェアリージャパンPOLAが登場。2024年のパリオリンピック出場を目指し、今年は新メンバーで活動をスタートさせています。新たな自分に生まれかわるという想いを演技に込め、揺るぎない決意と熱いメッセージの作品を届けました。
続いて卒業生が指導しているチームが作品を発表。誠心ジュニア新体操クラブ、CREA.RG、COSMOS、ピュアR.G、ソレイユ&FUSSA RGが登場し、発表会に大きな華を添えました。
再びゲストのフェアリージャパンPOLAが登場。先ほどとはがらりと雰囲気を変え、あでやかな真紅の衣裳を身にまとい、情感溢れる演技で会場を魅了しました。
第一部のラストは4年生作品を発表。チームの固い絆を感じさせるその演技に、後輩たちから熱い拍手が送られました。
フェアリージャパンPOLAによる演技
4年生作品
Ⅱ部 部員69名による「GREATEST SHOWMAN 個性を魅力へ 〜これが私たち〜」
Ⅱ部では、新体操部の部員69名により、ミュージカル映画「GREATEST SHOWMAN」を題材にした創作作品「GREATEST SHOWMAN 個性を魅力へ 〜これが私たち〜」が披露されました。
19世紀のニューヨーク。興行師バーナムは人と異なる外見のせいで迫害を受ける"フリークス"たちを集め、サーカス団を作り上げる。ショーは瞬く間に人気を博すが、一方で偏見ゆえの批判が集まっていく。
さらなる成功を目指すバーナムは、欧州一の女性歌手ジェニーと出会い、やがて団員たちを邪険に扱うようになる。そんななか、"フリークス"に偏見を持つ市民がサーカス団に放火。バーナムは全てを失ってしまう。
失意のバーナムを励ましたのは、フリークスたちだった。バーナムは一人一人が輝ける場所を目指し、サーカス団の再生を決意するーー。
どんな個性だって、魅力に変わる。ミュージカル映画の世界観とそのメッセージを、新体操で鮮やかに表現していきました。
第1幕「迫害」
第2幕「出会い」「希望の光」
第3幕「新たな世界へ」
第4幕「魅了」「失った信頼」「これが私たち」
第5幕「争い・燃やされたサーカス場」
第6幕「もう1度」「輝ける場所」
演技が終わると、1年生から4年生までひとりひとりの名前が紹介され、次の言葉が主将から後輩に託されました。
「今日という日を迎えるまで、多くの苦難と壁をみんなで乗り越えてきました。私たち4年生に最後までついてきてくれてありがとう。
たくさんの幸せが集まる大空のもとで巡り会った仲間と共に歩む道程は、二度と戻らない特別な時間。
流れゆく時代のなかで自分を見失いそうになっても、周りを見回せば同じ夢を見ている仲間がいる。
かけがえのない仲間と共に、私たちは、私たちが描いた世界を生きることができる。
Not impossible come true.不可能なんてないのだから。
これから先も決して真っ直ぐな道程ではないかもしれないけれど、ありのままの自分でいい。
みんなの輝ける場所がここにあるから」
抱えきれない思い出を胸に、巣立っていく4年生。数々の苦難と葛藤を共に乗り越えた今、手にしたのは確かな希望。仲間と歩んだ4年間の学生生活は、大きな自信となって未来を切り開いていくことでしょう。
最後は後輩から4年生へ花束が贈られ、温かい拍手に包まれ発表会はフィナーレを迎えました。