第50回新体操部演技発表会を開催

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テーマは「火の鳥 ~Eternal Radiance~」

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11月2日(火)、駒沢オリンピック公園屋内球技場にて、本学新体操部による「第50回新体操部演技発表会」が開催されました。今回のテーマは、「火の鳥 〜Eternal Radiance〜」。昨年はコロナ禍によりオンライン配信みの発表となりましたが、今年は有観客とオンライン配信の2本立てでの開催です。

Ⅰ部では過去50年の記録映像の紹介を、続くⅡ部では団体・個人の競技種目と4年生作品の発表を、Ⅲ部ではロシアの作曲家、イーゴリ・ストラヴィンスキーのバレエ音楽をテーマにした創作作品「火の鳥 〜Eternal Radiance〜」が部員全員により披露されました。

Ⅰ部 映像紹介「50年の歴史を振り返って」

新体操部発足50年という大きな節目を記念し、過去の記録映像を紹介。
第1回演技発表会の様子から、本学新体操部から初めて日本代表選手としてバルセロナ五輪に出場した山田海蜂さんや、シドニー五輪に団体選手として参加した中嶋理恵さんと稲田亜矢子さん、中国やエジプト選手など交流あるチームを招いての発表会、そして初めて無観客開催を行った昨年の「BOLERO」まで、50年の軌跡を辿る貴重な映像が放映されました。

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Ⅱ部 団体・個人の競技種目を披露

Ⅱ部では、今年活躍した本学新体操部の選手達が、それぞれの演技を発表しました。

まずは個人演技からスタート。関谷友香(スポーツ科学専攻4年)さんが流れるようなフープの演技を、柴山瑠莉子(スポーツ科学専攻3年)さんが軽快なステップでクラブの演技を披露し、Ⅱ部の幕開けを華やかに飾ります。

続いて団体チームがボール×5の演技を発表。メンバーは藤井雅(スポーツ科学専攻4年)さん、谷口莉々夏(スポーツ科学科2年)さん、有働未媛(スポーツ科学科1年)さん、中村胡桃(スポーツ科学科1年)さん、竹内佑季(スポーツ科学科1年)さんの5人で、今年は東日本インカレ、全日本インカレで共に2位と大躍進を遂げたチームです。発表会では日頃の鍛練を感じさせる一糸乱れぬ演技をみせ、会場の手拍子を誘いました。

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関谷友香さんの演技

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柴山瑠璃子さんの演技

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日本女子体育大学団体チームによる演技

再び個人の演技に戻り、卒業生の清澤毬乃さんが今年新たに創作したリボンの演技を披露。難度の高い技をリズミカルに繰り出し、圧倒的な実力で存在感を発揮します。

植松桃加(スポーツ科学専攻4年)さんは、洗練された身体の動きを生かした軽快なボールの演技で観客の目を釘付けに。二木萌(スポーツ科学専攻4年)さんは、今年全日本選手権の出場権を獲得。リボンの演技でチャーミングな魅力あふれる演技を披露。

中村花(スポーツ科学専攻4年)さんはボールの演技をオペラ「マダム・バタフライ」にのせ情感たっぷりに表現しました。クラブの演技で登場した関谷友香さんは和の趣き溢れる楽曲を用いたしなやかな演技で魅了し、柴山瑠莉子さんはのびやかなリボンの演技でほとばしる情熱と躍動感を伝えました。

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卒業生清澤毬乃さんの演技

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植松桃加さんの演技

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二木萌さんの演技

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中村花さんの演技

団体チームの2作品目はフープとクラブの演技で、楽曲にはドヴォルザーク作曲「新世界より」を使用。メンバーは藤井雅(スポーツ科学専攻4年)さん、谷口莉々夏(スポーツ科学科2年)さん、中村胡桃(スポーツ科学科1年)さん、有働未媛(スポーツ科学科1年)さん、林美梨香(スポーツ科学科1年)さんの5名で、チーム一丸となり楽曲の持つダイナミックな世界を体現していきました。

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日本女子体育大学団体チームによる演技

第Ⅱ部の最後は4年生作品を披露。ボール、フープ、リボンの演技を18名のメンバーが息を合わせて繰り広げ、Ⅱ部のクライマックスを鮮やかに彩りました。

演技が終わると、8月の東京五輪で活躍した卒業生の熨斗谷さくらさんと竹中七海さんを奨励し、2人に花束が贈られました。熨斗谷さんはオリンピックを最後に引退し大学院へ進学を、竹中さんは現在ケガのリハビリ中で3年後のパリ五輪を目指しています。

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4年生作品

Ⅲ部 部員71名による「火の鳥 〜Eternal Radiance〜」

Ⅲ部では、イーゴリ・ストラヴィンスキー作曲のバレエ音楽「火の鳥」をテーマにしたオリジナル作品「火の鳥 〜Eternal Radiance〜」を披露。今年はストラヴィンスキー没後50年にあたり、50年目を迎えた新体操部の歴史を重ね合わせ、部員71名総出演で作品世界を表現します。

霧深い森に生息する不死鳥"火の鳥"。不思議な光に導かれ、森の奥へと迷い込んだイワン王子は、火の鳥と遭遇し、その輝く美しさに魅せられてしまう。一方カスチェイと手下達もまた火の鳥を手に入れるべく、欲望を剥き出しに森の中を追いかけていた。しかしイワン王子に阻まれ火の鳥を逃したカスチェイは、王子に深い恨みを抱きーー。

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1幕 火の鳥伝説

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2幕 緑

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3幕 欲望のままに

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4幕 一筋の光

壮絶な闘いの末、悪は滅び、世界に再び平和が訪れる。不死の象徴である火の鳥は、新体操部の永遠に続く未来を想い、卒業生たちが込めた希望であり切なる願い。その演技はどこまでも光り輝き、新たな未来の幕開けを力強く訴えました。

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5幕 絆

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終幕 永遠の輝き

演技が終わると、学生が日頃お世話になっている先生方へ花束を贈呈。さらに50周年を祝し駆けつけたゲストの丸物幸子さんが舞台に。丸物さんは本学新体操部で初めて1973年にオランダ・ロッテルダムで開催された世界選手権に出場したOGで、石﨑朔子理事長より花束が贈られました。

続いて1年生から4年生までひとりひとりの名前が紹介され、次の言葉が主将から後輩に贈られました。

「私たちには無限の可能性がある
可能性を最大限にいかし
隣にいる仲間たちとともに
明るい未来に向かって前に進もう
幸せな時間も、辛くて悲しい時間も
どんな時間も一生懸命歩き
これからも永遠に輝き続けていくために」

全ての演技を終え、後輩たちにバトンを託す4年生。仲間たちと切磋琢磨し、数々の困難を乗り越え、今ようやくここに辿り着いた。その自信は何よりの糧となり、これから先の長い人生を永遠に支えていくことでしょう。

最後は後輩から4年生へ花束が贈られ、大きな拍手に包まれながら発表会はフィナーレを迎えました。

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