モダンダンス部
第52回創作舞踊発表会を開催
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10月17日、モダンダンス部がなかのZEROホールにて、「第52回創作舞踊発表会」を開催しました。発表会は3部構成で行われ、第Ⅰ部では人気ミュージカル「CATS」のダンスを上演し、第Ⅱ部では「輝け!ニチジョパワー」、第Ⅲ部は「果てなき祈り」をテーマとしたダンスを上演しました。
#第Ⅰ部では「CATS」を上演
第Ⅰ部は、人気ミュージカル作品「CATS」のダンスにオリジナル場面を加えて踊りました。個性あふれる野良猫たちが登場する本作品。「猫になりきる難しさや、それぞれの猫の特徴を出す難しさ」を感じながら、練習に励んだそうです。
開演後、客席が暗くなると同時に表れたのは、猫の目を想像させる白い光。本物の猫が、暗がりからこちらを見ているかのようです。猫の集団による踊りや泥棒猫のダンス、ステッキを持った「マジック猫」のダンス、車掌のような猫が登場するダンス、そして白い猫が静かに踊るダンスが続きます。最後には、全ての猫が集まりました。
#第Ⅱ部のテーマは「輝け!ニチジョパワー」
第Ⅱ部は「輝け!ニチジョパワー」がテーマ。等身大のニチジョ生の魅力を伝える演目が並びます。
最初に登場したのは3年生。「天国と地獄」の曲に合わせたダンス「POPPING CARNIVAL」では、元気で可憐な踊りを披露しました。1年生は「30th All Japan Dance Festival-Kobe」参加発表部門作品である、「ヨッ!乙女節」を披露。真っ赤なハッピを着て、掛け声を出しながら元気に踊りました。4年生は、「大人の危険な香りが漂う街角」をテーマにした「ダイナマイト」を披露。黒をベースにしたシャープな衣装で登場です。2年生は「仮面舞踏会よりワルツ」の曲に合わせ、真紅の衣装を身にまとい、優美な踊りを見せました。
特別出演では、モダンダンス部のOGである竹前友里さんと、森淑那さんが「月曜メランコリー」を上演。この作品は、「東京なかの国際ダンスコンペティション」で8位を受賞しました。第Ⅱ部の締めくくりには、ミュージカル作品「コーラスライン」から「ONE」を披露。「平成29年度関東学生舞踊連盟」参加作品です。ゴールドと黒の衣装に身を包み、1、3、4年生が出演しました。
#第Ⅲ部は「果てなき祈り」がテーマに
第Ⅲ部のテーマは「果てなき祈り」。「さまざまな祈りや、叶わぬ願いを踊りに託し」たそうです。
最初に登場したのは2年生。「風光る」というタイトルで、「草原の向こうから、少女たちの歌声が聞こえる」さまを踊りで表現しました。続く3年生のタイトルは「海の彼方に想いを馳せて」。波音から始まるこのダンスでは、波を想像させるブルーの衣装で、時に激しく、時に穏やかな動きを見せました。
「千の風になって」に合わせて踊った4年生は、白い衣装で、静かな踊りを披露。1年生は「雨に唄えば」を踊りました。傘を開いたり、閉じたり、回したり、高く掲げたりと、軽やかなダンスで会場を盛り上げました。
第Ⅲ部の特別出演では、モダンダンス部OGの岡野友美子さんが「予感」を上演。この作品は、「第74回東京新聞主催全国舞踊コンクール」で入賞2位(通算5位)を受賞しています。
最後は、2、3、4年生で「沈黙の叫び」を踊りました。「なぜ同じ過ちを繰り返すのか。戦争、混迷、弾圧、そして我々は何処へ向かうのか」という副題がつけられた本作品。「30th All Japan Dance Festival-Kobe」コンクール作品部門入選作品です。迫力のあるダンスに、会場は息を呑みました。