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ヒトが『強い』とはどういうことかを詳しく知りたい

星川 佳広(体力科学、トレーニング科学、スポーツ生理学)

からだが強いこと、体力について研究しています。特に、競技力向上を目指す育成期の選手が、どの時期にどのようなトレーニングをするとより強くなれるかについて興味があります。それは才能ある選手へのあこがれとともに、自分自身がもっと強くなれたのではないか、という疑問と後悔の裏返しでもあります。

体力の男女差にも興味があります。女性に対するトレーニングの効果はまだまだ分かっていないことがたくさんあります。せっかく日本女子体育大学に来られたのだから、今後、勉強していきたい領域です。

からだの強さを生理学、力学を用いながら適切に定量し、それを利用可能なものにしたいと考えています。体力そのものの研究からそれを測定・定量し、指導現場に落とし込むシステム開発までが研究対象です。

授業はスポーツ科学科、ダンス学科の「スポーツ生理学」を担当していますが、多分、学生の皆さんは、私を難しいことをいう先生と思っているのではないかな。しかし、ヒトの動くからだの仕組みはよく知ると本当にうまくできていると感動的で、その感動が少しでも伝わればと思いながらやっています。自分のからだへの見方が変わるとトレーニングやコンディショニングに対する取り組みも変わってきます。

人生100年時代、適切な体力の獲得と維持は現代人のリテラシーともいえます。体力があることは経済的な価値をもち、実は体力があった方が人生得をする、「体力経済学」といいますか、そういうものを示せないかなと思案しています。

育成期サッカー選手のスプリント力を判別する評価システムの研究開発に取り組んでいます。成長とトレーニングを相乗させてより高いスプリント力の獲得を目指します

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