資格・就職
教員養成
ニチジョには、教員養成の長い歴史と実績があり、全国で多くの卒業生が教員として活躍しています。
2023年度卒業生は、高校・中学校・小学校等に104名(専任20名、常勤63名、非常勤21名)、幼稚園に6名、保育士に20名(公立7名、私立13名)が採用されました。
公立学校専任教員就職者数
小学校 | 中学校 | 高等学校 | 中・高 | 特別支援・その他 | 合計 | |
---|---|---|---|---|---|---|
2020年度 | 28 | 19 | 7 | 26 | 23 | 103 |
2021年度 | 23 | 14 | 4 | 16 | 20 | 77 |
2022年度 | 20 | 13 | 5 | 14 | 28 | 80 |
2023年度 | 25 | 19 | 3 | 30 | 24 | 101 |
※講師および私立学校の人数は含みません。
※既卒者を含みます。
※2023年度からは延べ合格者数を表記しています。
教員免許取得までのプロセス
1~2年次
教職課程に登録し、大学のカリキュラムに沿って専門知識と一般教養を学習します。教員採用試験では幅広い知識が求められるため、日頃から教育系のニュースに関心を持ったり、部活動や学校ボランティアなどに参加し、幅広い人間関係、社会経験を通じて、人間性を高めることも大切です。
3年次
目標とする進路を確定し、具体的な活動を開始する時期。キャリアセンターでは進路別の支援を行います。ガイダンスやアドバイザーの助言、資料室を効果的に活用してください。多くの学生は、試験1年前から本格的な受験体制に入ります。大学の教員採用試験対策講座などを利用し、計画的に試験対策を進めてください。 また、近年では多くの自治体で3年次に教採の一次試験の一部等を受験することができます。自分の希望する自治体で3年次受験が可能か、各教育委員会のホームページで確認してみてください。
4年次
目標とする進路を確定し、具体的な活動を開始する時期。キャリアセンターでは進路別の支援を行います。ガイダンスやアドバイザーの助言、資料室を効果的に活用してください。多くの学生は、試験1年前から本格的な受験体制に入ります。大学の教員採用試験対策講座などを利用し、計画的に試験対策を進めてください。
教員採用試験対策講座
採用試験に直結する実践的な指導を提供しています。
部活動に励む学生のことを考慮して、柔軟なスケジュールで受講可能になっています。
オンラインによる開講
2、3年生および大学院1年生を対象とした教員採用試験対策講座(基礎・実践・論作文)をオンラインで開講しています(一部対面あり)。また、ニチジョでは部活動に所属している学生も多いため、オンデマンド配信も対応しています。
二次対策も手厚く指導
該当種目を専門とした教員による実技試験練習会や、多くの自治体で教採の二次試験に課される面接・集団討論・模擬授業・場面指導などについて、教員・教職アドバイザーが対策会を実施しています。
各都道府県の採用試験に応じた指導を実施
教員採用試験の傾向は、都道府県によってかなり異なります。日本女子体育大学では、各都道府県の採用試験の傾向を把握し、その対策に努めていますので、「地元の学校に勤めたい」という人も安心してください。
個別の相談にも随時対応
講座を受けていて分からないことや、疑問に思ったこと、勉強の仕方や各都道府県の出題傾向に関する質問などがあれば、遠慮なく講師に相談してください。個別の相談にも丁寧にお応えします。
現役生での教採合格者を多数輩出!
学生自身の自主学習への取り組みはもちろん、教職専門教員による手厚い指導に加え、キャリアセンターが提供する講座や各種対策会への参加などにより、毎年多くの現役生が教員採用試験に合格しています。卒業生の合格者を合わせると、毎年、全国で約70~100名の教員を輩出。多くのニチジョOGが教育現場で活躍しています。
教員免許状Q&A
Q 日本女子体育大学で教員を目指すメリットは何ですか?
専門知識があれば誰でも教員になれるわけではありません。例えば、現在深刻化している問題に、学校での「いじめ」があり、学校組織全体での対応が求められています。そのとき教員に必要なのは、組織の中でのチームワーク、高いコミュニケーション力、思いやり、リーダーシップ、問題発見・解決能力など様々。こうした力は机上の学びだけでは身につきません。部活動やインターンシップ、学校ボランティア、学外コーチなど幅広い経験を積んで、人間性を養ってください。ニチジョでは部活動はもちろん、世田谷区と連携したスクールボランティアの派遣や日常的な学校見学など、学外での諸活動についても教職員が積極的にサポートし、教員としての総合的な力を身につけられるよう支援しています。
Q 教職課程と部活動を4年間両立することはできますか?
もちろん可能です。両立して教員になった先輩も多数います。ただし、ある程度時間が取られることも事実ですので、「部活動を続けたい」「教員になりたい」という強い意志は必要かもしれません。逆に、4年間教職課程の履修と部活動を続けることができれば、それはあなたにとって大きな自信になるはずですし、採用試験でも強力なアピールポイントになるでしょう。
Q 中学校教諭と小学校教諭で迷っているのですが…
日本女子体育大学では中学校教諭1種免許状に加えて、通信教育により小学校教諭1種免許状も取得できるプログラムを提供しています。詳しくは「取得できる免許・資格」のページをご覧ください。