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教員系
保育教諭

清水 咲良(2016年度・幼児発達学専攻卒)

幼保連携型認定こども園 国分寺幼稚園


心から話したことはちゃんと伝わる。
だから、子どもたちと真剣に向き合いたい。


<2019.11収録>

子どもとふれあう機会が多かった学生生活

高校時代はソフトボール部に所属していて、身体を動かすことが好きでした。保育士になりたいと考え、担任の先生に進路を相談したところ、体育大学であり保育士資格を取得できるニチジョを勧められました。

入学後は、附属みどり幼稚園での授業や、運動遊びをするなど、子どもとふれあいながら学ぶ機会が多かったですが、特に森田研究室では、キャンプなどの野外活動に参加したことが印象的でした。1グループ10人の小学生たちを2日間引率し、野外で炊事をしたり、遊んでいる子どもたちを見守ったり、朝から晩までの引率はなかなか大変な経験でした。でも自然の中で遊ぶ子どもたちはとても楽しそうで、「森のようちえん」活動に興味を持ったことが、今務めている園を知るきっかけにもなりました。

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自然とのふれあいを大切にしている国分寺幼稚園

国分寺幼稚園も「森のようちえん」活動を行っています。具体的には、NPO法人「あかぎの森のようちえん」と連携し、子どもたちが沢で遊んだり、木登りをしたり、自然とふれあうイベントを行っています。今担当している年長クラスは、年に3回こうした「森のようちえん」活動があります。

また、保育園との一体型の施設なので、幼稚園と保育園の両方の機能があります。15時までは年齢別のクラスで幼稚園としての教育を行い、15時になると帰宅する子と園に残る子に分かれ、15時以降は縦割りのクラスで保育園として子どもたちを預かっています。年齢の違う子どもが一緒にいることで、年上の子どもには責任感が芽生えますし、年下の子どもは憧れをもつことができるのが良いところです。

昨年までは副担当として主担当の先生をサポートしていましたが、今年からは主担当としてクラスを引っ張っていく立場になりました。今のクラスは元気な子が多く明るいのですが、楽しくなってしまうとこちらの声が届かなくなってしまうところがあるので、メリハリのあるクラスにしていきたいです。日々の遊びなどでも、子どもの意見からいろいろな展開ができるような、子どもが主体になる保育をしていけたらと思っています。

能動的に行動でき、身体を動かすことが好きな子どもを育てていきたい

年長になると子どもたちの人間関係が複雑になり、ケンカが起きる原因も単純ではありません。そんなときは、どちらかに肩入れすることなく、それぞれの言い分を聞いて仲裁します。そんな時、自分が心から話した言葉は、子どもたちにちゃんと伝わるという実感があります。逆に、中途半端な気持ちで言ったことはすぐに見抜かれてしまう。だから、いつも真剣に子どもたちに向き合っています。

子どもと接していると、自分から考えをもって行動できる子どもは少ないと感じます。そのためにも能動的に行動できるように導き、よい形で小学校へ送り出したい。そしてニチジョでの学びを生かし、運動が好きな子どもたちを育てていきたいと思います。

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