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教員系
幼稚園教諭

花澤 みなみ(2022 年幼児発達学専攻[現子ども運動学科]卒)

東京都 台東区立幼稚園


小さな成長に気づき、 喜びを分かち合える保育者でありたい


<2023.12収録>

ニチジョで覚えた"手遊び"が子どもたちに大人気

私は現在、都内の公立幼稚園で3歳児クラスの担任をしています。朝は早めに出勤して登園する子どもたちを迎え、9時から14時までが保育業務。子どもたちと一緒に園庭で遊んだり、屋内で歌や制作や読み聞かせなどをしたりします。お昼ご飯のときには、子どもたちが好き嫌いなく食べられるように声かけをすることも大切な仕事です。特徴的なのは、自由遊びの時間が長く、子どもたちがしたい遊びを楽しめることです。ニチジョで覚えた多くの遊びが役立っています。他にもオリジナル絵本やパネルシアター、手袋シアターなど、学生時代にさまざまな授業で取り組んだ教材研究の成果を発揮できています。

また、在学中は児童文化演習の授業で、グループでの人形劇にも挑戦したのですが、当時の実習先はもちろん、着任した初年度から劇制作の経験を活用できたのはうれしかったです。 保育者となって教材研究の大切さを実感しており、在学中から実務を想定して実践的な指導をしてくださったニチジョの先生方には感謝しています。

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先生、職員さん、友人たちから就職活動を乗り切る力をもらいました

学生時代は2年次からコロナ禍に突入し、オンライン授業が中心になりました。1年次から所属していたストリートダンス同好会での活動も縮小を余儀なくされてしまいましたが、健美祭などのステージに立つこともできましたし、他学科を含めた仲間の存在が励みになりました。また、オンライン授業のほか、ダンスでもオンライン活動を経験したことで、パソコンスキルが上達したことは今となっては財産です。大変な時期だったからこそ、かえって物事をポジティブに捉えようとする意識が高まったように思います。

その後、キャリアセンターの中村先生への就活相談を皮切りにして、就職活動をスタートさせたのは3年次の秋頃です。当初は公立保育園を目標にして毎日少しずつ問題集に取り組んでいましたが、中村先生から公立幼稚園について話を聞き、4年次の4月からは本格的に公立幼稚園対策を始めました。キャリアセンターでの定期的な面談も継続して情報収集や小論文対策なども進めたほか、志望先の募集要項をチェックして、歌やピアノの課題曲がわかったら諸富先生に相談。快く指導していただいたおかげで、3つの自治体から合格をいただくことができました。

また、ゼミの並木先生からは5年分の過去問をいただき、友達と一緒に勉強することもありました。並木先生は公立幼稚園での勤務経験があり、就職活動に向けて必要な勉強方法なども教えていただきました。ゼミでの印象深い思い出は、先生や仲間と絵本美術館に行ったことです。それまでも美術館巡りが好きでしたが、絵本の美術館があること自体に驚きましたし、絵本の世界に入り込むような楽しく貴重な経験ができました。

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子どもたちが味わう感動や喜びを共有していきたい

現在は、まだまだ目の前のことに頑張るのに精一杯で、大変なこともありますが、社会人になったばかりの頃に比べれば、子どもたち一人ひとりとしっかり向き合えていると思います。「〇〇ちゃんはこんなこともできるようになったんだ」と、ちょっとした成長にも気づける余裕が生まれ、子どもに寄り添った声かけにつなげることができています。また、私が取り組んできたダンスを披露したり、子どもたちと一緒に踊ったりするときは楽しさをいっぱいに表現して踊ります。

この先、私自身も楽しみながら子どもたちと過ごしていきたいと思いますし、子どもたちがさまざまなことに挑戦し、できたときの感動や達成感をともに喜べる保育者であり続けたいです。

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