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教員系
幼稚園教諭

藤倉 明音((2022年幼児発達学専攻[現子ども運動学科]卒))

日本女子体育大学附属みどり幼稚園


一人ひとりの「その子らしさ」を伸ばしていくために 自分自身もステップアップしたい


<2025.02収録>

クラスの子どもたちと「喜怒哀楽」を分かち合えた一年

私が「先生」になってから3年目を迎えました。春にみどり幼稚園に着任して、年中クラスの子どもたち25人と一緒に1年のスタートをきることができて、充実しているなと感じます。今年は自分のテーマとして「喜怒哀楽」を大切に保育を行ってきました。例えば「喜」であれば、運動会の演技が本番でうまくできたことを喜び合った瞬間。幼稚園は行事も多く、大体1カ月半ほど前から子どもたちと準備を始めます。早くから練習をしすぎても子どもが飽きてしまうため、運動会の本番が、一番楽しいと感じられるように少しずつ子どもたちに働きかけていきました。

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子どもたちとニチジョ生が一緒につくる運動会

みどり幼稚園の運動会は、子どもたちのやりたいことをもとに、ニチジョ生が一緒に運動会プログラムを作り上げていくのが特徴です。私も学生時代に経験をした授業でもありますが、その当時は、どうしたら子どもに楽しんでもらえるか自分の考えをとにかくやってみることで精一杯でした。先生という立場で、後輩であるニチジョ生の姿を見ていると、「もっとこうすれば子どもの気持ちを引き出せるよ!」とアドバイスしたくなる部分もあります。また「どんなときも全力」で子ども遊んだり、関わったりすることができるのがニチジョ生の魅力だと改めて感じています。

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ニチジョで学んだ、先生としてあるべき姿

学生時代は森田ゼミに所属していました、今でも森田先生のお手伝いをしたり、ゼミの仲間とは日々の制作のことや子どもへの声掛けなど、どんなことでも相談し合っています。

在学中はとにかく「先生としてあるべき姿」をしっかり意識するようにと、折りに触れて指導を受けました。ゼミ生として参加した学外での子どもを引率する宿泊行事では、「朝だからといって眠そうな顔をせず、起きた瞬間から先生の顔をしているように!」と言われたことは今でも覚えています。自分が担任としてクラスを受け持つようになり、その指導の意味を実感しています。子どもが一番私を見ているんです。自分の姿がどのように見えているかを常に意識しながら子どもと接する、先生として大事なことを大学時代に身につけることができたと思います。

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さまざまな子どもとの出会いが、自分のステップアップにつながった

私の「先生」としてのキャリアはみどり幼稚園が3校目になります。卒業後に入職したのはスポーツ教育の盛んな幼稚園でした。私自身もスポーツが好きだったため、スポーツに特化したプログラムやスポーツを通した礼儀などを教える環境に、やりがいがありました。担任をもったクラスでは、さまざまな個性をもつ子どもや、発達に特性のある子どもたちに出会いました。そうした子どもたちに、他の子どもと一緒に同じことをさせるのはいいのだろうか?という疑問とともに、そうした子どもたちのことを保育者としてもっとよく知りたい、勉強したいと思うようになり、療育園へ転職することを決意しました。

療育園では、自分の気持ちに素直で、ありのままに全力で取り組む子どもたちの姿がありました。ほんのささいなことでも、子どもにとっては小さな一歩。その喜びを子どもだけでなく、保護者とも喜び合うことができました。

いろいろな園を経験したことで、自分もステップアップができますし、それぞれの園の良さを感じられるようになっていくものだと思います。これからも、みんなと一緒じゃなくてもいい、「できること」にこだわらずに、その子らしさを伸ばしていけるような先生になっていきたいと思います。

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