資格・就職
- スポーツ・サービス系
- スポーツビジネス統括部U15・アカデミー事務局
小室 絵美子(2021年スポーツ科学専攻[現スポーツ科学科]卒)
■日本電気株式会社(NECレッドロケッツ川崎)
学連や教職での経験を活かして
バレーボールを支える新たな挑戦を続けています
<2025.12収録>
バレーボールに関わりたい、その一心での行動が、
「学連」との出会い
小学校5年生から高校まで選手としてバレーボールに関わってきた私は、教員を目指してニチジョへ入学。大学でもバレーボール部などで活動しようと考えていました。ところがマネージャーの定員はすでに埋まっていて、そこで目に留めたのが、チラシの隅に書かれていた「学連員募集」の記事でした。『学連って何だろう?』素朴な疑問をもって、すぐに担当の湯澤先生の研究室へ伺いました。今にして思えば、そこで勇気を出して研究室の扉をノックして本当によかったです。
バレーボール部の学連に所属することになり、大学終わりに学連の事務所まで電車で移動し、他大学の仲間と打ち合わせをすることが私の課外活動になりました。
教職をとるための勉強に一番のウェイトを置いていた私にとって、自分の作業時間が明確に見えている学連での仕事は、学業と両立がしやすい活動でした。さらに他大学の仲間だけでなく、試合や合宿などで企業の方と会う機会もあり、良い社会勉強になりました。しかし当時の私は、学連での経験が、教員を目指す上での架け橋になると思っていたため、それが後の自分のキャリアにつながるとは夢にも思いませんでした。

コロナ禍での大会運営では感染対策に奔走。
学連でのたくさんの経験がチームとの縁を結んだ
4年次になったとき、コロナ禍と重なり春リーグは中止になってしまいました。最後の全日本インカレをなんとかして開催させようと、選手や来場者への感染対策は導線確保から、ワクチン接種歴、体温管理などアナログながらかなりの工程を経て、開催させることができました。また、その年ユニバーシアードのマネージャーを担当しました。合宿地はちょうどNECレッドロケッツ川崎の玉川アリーナで、現地には金子監督もいらっしゃいました。監督が自然に接してくださったこともあり、私も臆することなく監督をはじめ、レッドロケッツ川崎のスタッフの方々とコミュニケーションをとりながら、合宿中の練習をサポートすることができました。

教員を目指すかバレ―ボールを支える道かを考え
「今しかできないこと」を自分の指針に
学ニチジョには教員を目指す仲間がたくさんいてくれたおかげで、とても心強く、実習も勉強も、苦手な授業も乗り越えることができ、自信がつきました。教員採用試験の1次試験を終え、2次試験の前日、湯澤先生から中村ディレクター(当時GM)を通して、金子監督にレッドロケッツ川崎への入団のお声がけをいただいたこと知ったときは、とても驚きました。今までずっと教員を目指してきたこともあり、すぐにお誘いにお返事ができず悩みましたが、「今しかできない仕事だ」と思い、入団を決意しました。

バレーボールを介した居場所づくり
普及活動の中で感じたやりがい
現在の業務は、大きく2つあり、育成組織であるアカデミーの事務局としての役割と、チームの収益に関わるチケット販売です。
事務局としては、アカデミーチームに所属する生徒や保護者との連絡調整、バレーボール教室のスケジュール等管理を行っています。私が入団した時期はちょうどSVリーグ参入を見据え、U15チーム作りにつながる普及活動がスタートしたタイミングでした。アカデミーは週に1回、U15は今年度からチームとして始動し、週に2回練習日を設けています。教員を目指していたことで、子どもへの声かけや伝え方を学んだことが、ここで活かされています。
普及活動に携わったことで実感したのは、さまざまな背景を持った小中学生たちにとって、ここが一つの居場所になっているということです。バレーボールを介して、程よい距離感で人と関わりを持てる環境づくりは、今まで学連で行っていた普及活動とも違う一面があり、新たな挑戦として広がっていきそうです。

チームが応援されている、確かな実感を糧に
スポーツビジネスで自分の得意分野と言えるものをつくりたい
チケットに関わる業務は、販売に向けたシステム管理や集客に関する企画運営が主です。オフシーズン中に次のシーズンの戦略を考える上では、金額だけでなく特典や試合日程ごとのコンセプトづくり、それに合わせた販売戦略など、1枚でも多くチケットを買っていただくために細かなところまで考え抜きます。チームを知らなかった人に存在を知ってもらえたとき、赤いチームカラーで染まった会場を見ると、「応援されている」という確かな実感が湧き、やりがいを感じます。
学連の時に経験したチケット販売とは規模も違い、責任は重いですが、いずれ、チケット販売のプロフェッショナルになれたらと思っています。毎年少しづつ新しい仕事での挑戦を重ねていき、スポーツビジネスの中で一つ、自分の得意分野と言えるものをつくりたいです。


