資格・就職
- 公務員系
- 警察官
北田 颯子(2015年度・スポーツ科学専攻卒)
■警視庁小岩署勤務
白バイでマラソンの先導をするのが夢
<2018.05収録>
白バイに乗った女性警官に憧れ
小学生の頃に、白バイに乗っている女性の警官を見て、「かっこいいな」と思ったのが警察官に興味を持ったきっかけです。入学後に公務員講座で先輩の話を聞くうちに、本格的に考えるようになりました。また、部活の2つ上の先輩が警視庁に入っており、「嫌われることもあるけれど、感謝されることも多くてやりがいがある」と話していたことが印象的でした。
私はもともと剣道をしていたため、剣道部の練習を見学したときに印象が良かったことがニチジョを選んだ理由の一つです。また、将来の選択肢として教員も視野に入れていたため、教員免許の取得と警視庁への就職活動と、両方へのサポートが充実しているところにも魅力を感じました。
部活と公務員試験の勉強を両立
もちろん入学後は剣道部に所属。練習も厳しかったのですが、全日本選手権に出場できたことが思い出に残っています。公務員試験の勉強と部活を両立するため、授業の空き時間を無駄にしないように心がけていました。
一次試験で行われる筆記試験の対策は、参考書の問題や過去問を繰り返し解いて進めました。同じように警視庁を目指している友人と一緒に勉強したり、情報交換をすることもありました。数学的な問題は難しかったのですが、1年生の時に半年くらい受けていた公務員講座で、解き方の基礎を習えたことが良かったです。小論文は、先輩に過去に出た問題を聞いたり、どんな問題が出るかを予想したりして何度か自分で書いてみました。
二次試験の面接に向けては、同じく警視庁を目指す友人と一緒に、志望動機や時事問題について話し合うことで対策。体力検査の対策では、腕立て伏せ、や反復横跳びなどの種目を、友人と時間を図りながら練習しました。無事に採用されたため、卒業後に半年間警察学校に通った後、現在の小岩署に配属されました。
感謝されることがやりがい
今の所属は地域課です。小岩署管内にある交番で交代制で勤務をしています。110番を受けたら現場に駆けつけるのはもちろん、交通違反の取り締まりや地域住民の方に地域の情勢を伝えるのも仕事のうち。やはり、感謝されることが一番のやりがいです。交通違反の取り締まりでは、「早く気づいたから事故に遭わなくて良かった」と感謝されることもあります。道に迷っている高齢者を家族のもとへ届けられたときには、本人にも家族にも感謝されました。地域警察官は地域住民にとっての窓口でもあるため、いろいろな経験ができると思います。
今の目標は、小学生の頃に憧れた女性警官のように、白バイに乗ること。白バイでマラソンの先導をするのが夢ですね。頼りにされる警察官になるため、聞かれたことには答えられるようにし、優しく接することを心がけています。大変な部分もたくさんある仕事ですが、やりがいを感じることが多いですし、地域の方と接することができて楽しい仕事なので、ニチジョ生にはもっと警察官を目指してほしいですね。