資格・就職
- 営業系
- 不動産管理(営業・人事)
小沼 友美(2004年度・スポーツ科学専攻卒)
■スターツアメニティ-株式会社
今の仕事は、直感で決めた。
仕事の内容について簡単に教えてください
スターツアメニティ-は、不動産の管理運営を、オーナの方に替わって行っています。勤め始めてほぼ2年になります。私は今年の1月から、所属部署が人事に変わりましたが、それまではコインパーキングの企画、設置、運営などを行っている部署にいて、主に法人向けの営業をしていました。
今の仕事についたきっかけはなんですか?
直感で決めました。就職活動では、色々な会社をたくさん見ました。金融とか、ホテルにもいったけれど、自分には性にあわないかなって思ってしまって、今一つピンときませんでした。ところが、今の会社の説明会に一歩足を踏み入れた瞬間に、なぜかここで働く自分がハッキリイメージできたんです。第六感が働いたというか...。でも、社会人になろうとしている人生の重要な時に、第六感で会社を決めていいのか!?とも思いました。それで内定が決まってから、仕事に同行させていただいて話をしたりするうちに、やっぱりここでいいんだと確信し、直感を信じようと思いました。
職場の環境や雰囲気はどんな感じですか?
平均年齢が29才の若い会社です。今の上司は34歳で、部長クラスでも40歳くらい。職場は、やる時はガンガンやって、力を抜く時は思いきって抜くような、体育会系の雰囲気があります。そういうところも、水があうのかな。本当にまだ2年目?って言われるくらい、会社に馴染んでいます。できなくても、とりあえずやってみろという社風で、私などは、不動産に関する業界の知識も何もなくて(なにせ直感で選んだ会社なので...)、訳がわからないままがむしゃらに仕事をやっていました。
今の仕事をやってつらかった時、良かったなと思える時は?
つらい時は沢山ありますよ!営業なので新規開拓をしていかなくてはいけないのですが、やってもやっても顧客が取れない時とか、パーキング内のトラブルで私は悪くないのに何度も謝ったりしている時とか...。よく営業は自分の売る商品に愛情を持たなきゃ売れないと言われますが、「私、別にコインパーキングに愛情持っている訳じゃないしー」と思ってもうやめようと思ったこともあります。でも仕事をやって行くうちに、見知らぬ人から「ここにパーキングができて良かったよー」なんて言われちゃうと、それまでの苦労がウソのように消えていくんです。「自分、地域の人に貢献してるじゃん!」って。そんなことがあった日は、ルンルン気分で会社に帰って、上司に報告していたりします。昨日まで泣いていたのに。
ニチジョに入った時の将来の夢はなんでしたか?
大学に入った時は、教員を目指していました。でも教員試験は狭き門なので、自分がなれるかどうか今ひとつ自信が持てませんでした。3年生になって就職活動を始めて、ゼミなどで先輩達のお話を聞いているうちに、一般企業で働くのもアリなんだと思い始めました。そこで自分には何ができるのか考えました。ところが、消防士になりたいとか警察官になりたいとか何でもいいんですけど、明確な職業は何ひとつ思い浮かびませんでした。ただ自分は人としゃべるのが好きだということに気がつき、人とコミュニケーションをとる仕事、一般企業の営業職を中心に就活していこうと思いました。
ニチジョでの経験はどんな時に役立っていますか?
学んだ知識は、直接今の仕事の役には立っていないかもしれないけれど、スポーツを通して、人とコミュニケーションをとる方法とか、前向きになるということを学んだので、その点は大いに役に立っています。逆にスポーツをやっていなければ、仕事を続けてられなかったかもしれません。つらいこともあるけど、やったという瞬間があるからやっていられる。仕事もスポーツも一緒ですよね。 あとは、イメージトレーニングが役立っているかな?ビジネスでは、いつでも成功のイメージはできているんですけどね。それが妄想だったりする時もある(笑)。
採用という仕事はやってみてどうですか?
話をする対象が企業から学生に変わりましたね。そして、まだ社会経験が2年そこそこなのに、人間を判断して見ることの難しさを痛感しています。たとえば採用に際して、何を重視してみるかということですが、私はあいさつができるだけですごくいいと思うんです。そうしてお互いに、コニュケーションがとれるかを気にします。でも上司には、それだけでもだめなんだとよく言われます。例えばコミュニケーションは苦手でも、何も言わずに黙々とやる我慢強い人材も企業には必要なんだから。そこは自分とは違った見方も必要だということで、客観的に判断する力が求められています。日々勉強で、もう一度新入社員になったつもりになって勉強しています。
これからの夢はなんですか?
近い夢としては、私を見て、私のようになりたいと思って、入ってきてくれる学生がいたらうれしいです。遠い夢としては、いちおう20代では結婚したいです。結婚しても、できれば仕事はしていたい。もしやめていたとしても、何かに挑戦しているカッコイイ主婦になりたいですね。そのためにもスポーツは続けていたいです。ママさんバスケットなんかやっているかも(笑)。