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社会人に必要なコミュニケーション力とは

坂井 彩乃さん

セブン&アイ・フードシステムズ 人事部人事採用(当時)


本日のお客さまは、セブン&アイ・フードシステムズ人事部人事採用の坂井彩乃さんです。坂井さんは2015年3月に健康スポーツ学専攻を卒業し、セブン&アイ・フードシステムズに入社。営業部を経て、人事部で採用の担当。その後、12月1日付けで販売促進部へ異動されました。ニチジョでの学生生活や就職活動、現在のお仕事までの幅広いお話とともに、社会人に必要なコミュニケーション力のワークを紹介していただきました。
<2017.11収録>

学生と社会人のコミュニケーションは違う

セブン&アイ・フードシステムズで人事部採用担当をしている坂井彩乃です。よろしくお願いします。今日はみなさんの発見になるような時間になればいいかなと思っています。就職活動の話や新入社員の時の話、それから今担当している仕事の紹介を兼ねて、内定者向けのセミナーの一部も体験してもらいます。学生と社会人では、コミュニケーション力の考え方が違うことを、採用担当になってから特に実感しています。学生の時に社会人のコミュニケーション力を知っていると、すごく幅が広がると思うので、そういう部分もお伝えしたいなと思います。

きちんと自己紹介させていただきます。東京生まれ東京育ちの25歳で、2015年3月に卒業しました。健康スポーツ学専攻で、研究室は定本研究室です。就職活動を経てセブン&アイ・フードシステムズに入社し、最初は営業でした。1年目の途中に人事異動となり、そこから人事部に勤めています。社会人になり、一定の収入を得るようになって、お休みをもらったときに、「短時間で自分が一番リラックスできるのは何かな?」と考えてみると、小さい頃からピアノをやっていたこともあり、オーケストラ鑑賞が最近の趣味で、今は月に1回行くことを目標にして楽しみにしています。また、着物で出かけるのも、社会人になってからの1つの趣味です。自分の着物を買い、自分で着付けて出かけます。

ピアサポーターの活動が社会人で役立った

ニチジョに入学する前は、教職課程を履修しようかと思っていたのですが、授業を通して自分は教えるよりもサポート側だと気づき、在学中は健康運動指導士の資格取得に役立つ授業を取っていました。あとはワープロ検定1級を持っています。まだ携帯電話を持っていない頃に、パソコンをよく使っていたのでワープロ好きだったんです。ある時キャリアセンターの掲示板にワープロ検定のお知らせがあり、面白そうだなと思い対策講座に参加し、無事1級を取得できました。自分の就職に向けて、いろいろな情報を得るために、就職ゼミにも所属していました。

就活では、自分が好きなものや「こういう仕事をしたい」といった軸に対してアプローチしていくと思いますが、私にとっての軸は、「健康」でした。運動も、睡眠も、食事も含めた、幅広い意味での健康です。健康に携わって自分も成長しつつ、会社に貢献できる仕事が良いと思っていました。最初の時期に主に受けていたのは、業務用食品メーカーの営業職です。業務用食品メーカーというのは、例えばドレッシングなら、スーパーで売っているものではなく、レストランで使う専用のドレッシングなどを作る業種です。自社製品を愛せそうなところが良いと思っていました。就活後半には、表に見えにくい仕事も良いと思い、大学職員採用試験も受けました。最終的に、食に関わり多くの人の「健康」に携わることができ、教育研修制度の充実と、頑張った分きちんと成果が出る実力主義のキャリア・ステップにひかれて、セブン&アイ・フードシステムズに入社しました。

今、社会人として活かされていると思う学生生活の取り組みが3つあります。1つ目はピアサポーターです。私は人前で話すのが苦手だったので、勉強の意味も込めて入り、代表も務めました。ピアサポーターの詳しい話は現役の子に聞いていただければと思いますが、私がいたときは10人くらいのチームでした。学生による学生のための学生支援の組織なので、学生生活をより良くする方法を、それぞれが意見を出して、議論しながら形にしていきます。最初は自分の意見をまとめられず、全然言えなかったのですが、回数を重ねるうちにどんどん言えるようになり、みんなの話から発見をすることもありました。

ピアサポーターは毎年いろいろな活動をしているので、みんなで協力して一つの目標に向かっていくことの基盤も学べました。初対面の学生との関わり方、先生方や職員の方々など、目上の方との関わり方も身につけられたと思っています。今で言うマネジメント、つまり「ヒト・モノ・カネを動かす」ことの初歩を、ピアサポーターで学び、それが仕事の基礎基盤になっているかと思います。

2つ目がアルバイトです。ファミリーレストランでの調理業務や、牛丼屋さんで働いたり、スポーツクラブでフィットネスインストラクターやったり、食品スーパーでレジを打ったりと、いろいろなところでアルバイトをしました。就職活動の面接でよく聞かれたのは、「何で一つのところにいないの?」いうことです。それぞれ1年間くらい続けていたのですが、いろいろな人と関わることで多様な価値観や人間性が見えるのが面白いと思い、多くの環境でまた、いろいろな業界でのやりがいとなるポイントや知識量を増やせたので、良い経験だと感じています。

3つ目は定本研究室です。研究室のメンバーと「大変だけど頑張ろう!」と、モチベーションを上げて卒論を進めたことで成長できました。「PDCAサイクル(Plan、Do、Check、Act/Action)」、という社会人でも基礎の部分も学べました。毎日血流を測るなどの実験をしていて、卒論の時期は週5〜6日研究室にいるくらい大変だったのですが、楽しかったですし、すごく達成感も感じられました。

大学生活は、学生にしかない時間だと思います。自分で授業料を出している方もいると思いますが、ご家族の方にお金を出していただいて通っている方も多いのではないでしょうか。そこで私は「この時間にできることはなんでもやってみよう」と考えて、いろいろなことに挑戦しました。先ほどお話したワープロ検定を取ってみたり、アルバイトやピアサポーター、ある時は日本一のバンジージャンプを体験したりもしました。好きなことや趣味はリフレッシュにもなるので、極めて良いのではないかと個人的には思っています。単純なことでも、経験値は確実に上がっています。話のネタにもなりますし、巡り巡って何かの役に経つので、絶対に後悔することはないと思います。

採用担当としても、そういうオリジナルな話は面接の自己PRで教えてもらいたい部分です。「こんな経験をしてこう思ったので御社を志望します」というオリジナリティのある話は、「もっと話を聞きたい」というポイントになっていきます。皆さん忙しいと思うし、部活に入っている方は大変ですが、この時間に無駄なことは一つもないと思いますので、充実して楽しく学生生活を過ごしていただけたらと思います。

デニーズの店舗から人事部へ

ここから仕事の話に移ります。セブン&アイってみなさん聞き覚えありますか?私が勤めているセブン&アイ・フードシステムズは、セブン&アイのメンバーです。セブン&アイグループには、セブン-イレブン・ジャパン、イトーヨーカ堂、Francfranc、ロフト、オッシュマンズ・ジャパン、そごう・西武など、150社くらいが集まっています。弊社はその中の一社として唯一フードサービスを担っている会社で、メインはファミリーレストランのデニーズを経営しています。他にもいろいろな飲食店を経営していますが、私はデニーズの店長・幹部候補として活躍するための総合職として入社しました。フードサービスは大変なイメージがあると思いますし、実際にやはり大変なんですよ。私もアルバイトの経験から大変さを実感していたので、「絶対にフードサービスには就職しないだろう」と思っていたのですが、就職活動で多くの企業と出会い、いろいろな話を就活の時に聞いて、この会社はすごく人を大切にしているなと思い、入社しました。

2015年の3月に入社して配属されたのがデニーズの北池袋店です。学生さんや、店長などの先輩社員と一緒に、接客をしたり、料理を作ったりしていました。先輩方もいろいろ教えてくれて、従業員さんもすごく仲良くしてくれる良い環境でした。同期は50人くらいいましたが、デニーズでのアルバイト経験がない中では比較的早く成長できたのかなと思います。30人くらいの従業員のうち、店長、副店長、一つ上の先輩と私の4人が正社員で、あとはアルバイトです。その人達と、目の前のお客様にどうしたら喜んでもらえるかを考えながら働いていました。

やりがいになったのは、目の前のお客様からの「ありがとう」「美味しかったよ」「ごちそうさま」「また来るね」という言葉や、従業員さんから「今日坂井さんいて助かったよ」と言われたり、私よりも勤務期間が長いアルバイトさんに相談されたりして、頼られていることを感じたときです。新入社員でもアルバイトさんやお客様にとっては社員なので、責任感が全然違います。すごくもがき、考えながらも、毎日お店で楽しくやっていました。

このお店には8ヶ月くらいいましたが、その年の11月に人事異動が発令され、12月1日をもって人事部へ異動になりました。人事部へ異動して、最初に担当したのはアルバイト採用です。アルバイト情報誌の原稿を考えたり、内容をチェックしたりしていました。2016年の1月頃からは、新卒採用の担当者となり、そろそろ丸2年が経ちます。

仕事内容としては、就活生向けの会社説明会の開催や合同企業説明会で説明をしたり、面談や内定者向けのセミナーを開催しています。今のやりがいは、出席学生が「説明がわかりやすかったです」と説明会のアンケートに書いてくれた時や、「坂井さんがいる会社なら面白そうだと思った」と言ってもらえた時、いくつも内定を持っている学生の相談に乗っていて「御社に入社します。坂井さんと一緒に仕事をしたいんです」と言われた時です。お店と違うのは、数字が見えづらいこと。お店だと、「今日はこのハンバーグを何食売りたい」という数字が見えますが、本部に来てからは答えのないことを扱うことも多いので、結構頭を使うんです。大変ですが、採用担当としての成長につながると思っています。いつかは人事部で働いてみたいと思っていましたが、まさかこんなに早い段階でチャンスを頂けるとは思っていませんでした。上司から「期待しているよ」と言ってもらえることが、プレッシャーも少しありますが自信にもつながっていると思っています。

社会人としてのコミュニケーションを学ぶ

ここから少し、私が普段やっている仕事をお伝えすることを兼ねて、コミュニケーション力アップのヒントを、セブン&アイ・フードシステムズの内定者セミナーで、今年の内定者が行なった内容を抜粋してご紹介しようかなと思います。まず、みなさんが思う「コミュニケーション力が高い人」は、どんな特徴がありますか? 2〜3分お渡ししますので、近くの人と4〜5人で話し合ってみてください。

<学生話し合い>

では、それぞれのグループで1つずつ、出た意見を教えてもらえればと思います。

【学生A】よく喋るけど、聞くのも上手な人

【学生B】いろんなことに興味が持てる人

【学生C】明るくて、気さくに話ができる人

【学生D】話を聞くのが上手な人

【学生E】いろいろなことを経験している人。経験が豊富で話の引き出しがたくさんある人

答えは決まっていないのですが、言ってくれたことはすべてその通りだと思います。学生の皆さんは、よく「喋るのが好き」とか「いろんな人と友達になれる」というのがイメージされますが、社会人が思う「コミュニケーション力が高い」は、少し違うということを、体験しながらご紹介できればと思っております。

さて、これから絵描きゲームをします。私が指示を出すので、言葉だけで絵を描いてみましょう。お隣の人を見たり、相談するのはダメです。私が喋った言葉に忠実に描いてください。

<絵描きゲーム開始>

1つ目、右上に月を描いてください。次に、月の左側に鳥を3羽描いてください。月の下に家を一軒描いてください。鳥の下に木を1本描いてください。最後に、空に流れ星を描いてください。書き終わったらペンを置いて、ストップです。では、さっきのグループで見せ合ってみてください。

<学生見せ合う>

「みんな違う」と思いましたよね。同じ言葉で描いても、月を三日月で描く人もいれば、満月に描く人もいます。同じ言葉でも受け取り方は人それぞれです。

この状態が、「コミュニケーションがうまくとれている状態」ではないというのはイメージできますか? コミュニケーションは意外と難しいんです。皆さんは普段、「この人にはこの言い方が良いだろうな」といった話し方を、無意識のうちにしているはずです。2〜3分お時間を渡すので、自分が思ったことについて、相手に正しく伝わるように意識したこと、工夫したことを話してみてください。

<学生話し合い>

それでは、先ほどとは違う人で、各グループ教えてください。

【学生F】小さい子だと、普段の言葉では伝わらないから言葉を変えたり、対象者によって言葉を選ぶ。

【学生G】イントネーションと抑揚。

【学生H】先に意見を言ってその後に理由を述べる。

【学生I】友人だったらジェスチャーを使う。

【学生J】説明するときに、相手が理解しているかを確認する。

ありがとうございます。今言った以外にも、いろいろな意見が出ていると思いますが、すごく大事な部分だなと思います。

言葉以外から伝わるメッセージに意識を

実はメッセージを伝える時に、言葉で伝わる部分は7%しかありません。あとの93%は言葉以外からメッセージが伝わっています。私がこの90分間ずっと喋っていても、みなさんの記憶に残る内容はたったの7%なんです。それよりも私が「へー」って言った部分とか、「それでそれで?」って聞いた部分とか、拍手をしたところの方が、みなさんの印象に残ると思います。いくら頑張って喋っても7%くらいしか伝わらなくて、それよりも見た目や、声の調子、ジェスチャー、しぐさが相手に伝わっているんです。私は今日、髪をピシッとしてスーツを着てきましたが、髪の毛をボサボサにおろしてスウェットで現れて、「お疲れっす」と言ったら、「何この人?」ってなりますよね。伝える内容はもちろん大事ですが、それ以外の93%の部分はとても大事です。

特に学生のみなさんには、言葉以外の表情や視線、仕草を意識してもらいたいです。話す時に相手の目を見ているかどうかで、「この人、話聞いてくれてるな」となるのか、「聞いてた?」となるのか変わります。ため息やあくび、咳払いからも、いろいろなことが伝わります。友達にしろ、両親にしろ、先輩後輩にしろ、採用担当にしろ、人と関わる上では重要なことです。怖いのは、無意識なことなんです。「あくびしたいな」と思ってあくびをする人はそんなに多くないですよね。この無意識の部分を少しでも意識すると、コミュニケーションの部分が面白くなります。

それでは、ペアワークで意識的に体験してみましょう。最近ハマっていることや趣味を、ペアの相手に1分で紹介してもらいます。1回目では、聞き役は目を合わせなかったり、相槌を打たなかったり、スマホや髪をいじったりしてもらいます。2回目では、聞き役は相手の目を見て話を聞いたり、相槌を打ったりして、相手の話を引き出すようなリアクションをしてください。

<ペアワーク>

1回目の方が嬉しかった人? そんなことないですよね。話していても、聞いていても、2回目の方が良いですよね。言葉の内容というよりは、話を聞いてくれている、自分に関心持ってくれているという点でコミュニケーションが良くなっています。信頼関係の基礎的な部分にもなるので、聞く姿勢がコミュニケーションでは大切です。

ワークのまとめに入っていきます。コミュニケーションとは、一方的に何かを伝えることではなく、キャッチボールです。相手がいてはじめて成り立ちます。そして、コミュニケーションは相手が主体なので、相手にどう伝わったかが重要になります。だからこそ、分かっているかの確認も大事ですし、伝わるように工夫する意識も大事になります。

先ほどの絵描きゲームでも、「月を描いてね」ではなく「満月を描いてね」と言えば、みんなまるい月を描くと思います。社会人になって「他の人とうまくやっていく方法」を考える時に、コミュニケーションや人間関係は絶対に関わってきます。同期の中でも一歩先に進むためにも、コミュニケーションは相手が主体なんだなとか、聞く姿勢は結構大事なんだなというのを、今日はご紹介できればと思い、体感していただきました。

「きく」という漢字はいくつかありますが、私達の会社で大事にしているのは「聴く」です。心をちゃんと持って聴くということ。店長が事務作業をしながら従業員の話を聞くのと、「最近部活順調?」と話を聞いていくのと、自分が従業員さんならどう感じるかを考えるように伝えています。「店長が私の話を聴いてくれている」となれば、「この店長なら相談してみたい」「店長をフォローしよう」となります。これが信頼関係の基礎にもなっていきます。傾聴する部分を大事にしてくださいねということを、新入社員研修のときから伝えているのです。

夢や目標を持って、いろいろな経験を

最後に、採用担当として得たことをみなさんにご紹介して終わろうと思います。みなさん、夢や目標はありますか?「結婚して子どもは何人でどこに住んで...」という夢でも、「無事卒業する!」という夢でも、「大会でベスト8」ということでも良いと思います。いろいろな目標に対して、関わっていくのは人です。同じ年齢の人が集まっている大学や友達との環境は、すごく"ぬるま湯"です。年齢、性別、価値観が異なる様々な人と関わる社会で、上手くやるとしても、挫折するとしても、自分の気持ち次第で変わってくる部分があると思います。ぜひ、「卒業後はこういうふうになりたい」というイメージを持ちながら、学生の間にいろいろなことをやってみてください。ストレートに何かにつながらなくても、絶対に返ってくると思います。今日のキャリアカフェで気づいたことも、将来の何かにつながります。少なくとも、就職活動では絶対に使えます。採用担当が話している時にずっと下を向いている学生と、うなずきながら話を聞いている学生とどちらの方が好印象か...皆さんならもうイメージできますよね。

それと、みなさんは体育大学の学生です。体育大学は一般的にどういうイメージを持たれているか、考えてみてください。明るくて元気で、挨拶も上下関係もしっかりできるというものです。それを上回ると「この子いいな」となりますし、できないと「体育大学なのにできないの?」と思われる可能性もあります。イメージを上回ることができれば就活は楽しくなりますし、みなさんの価値や財産になると思っています。身体には本当に気をつけて、これからの学生生活を頑張っていただければなと思います。今日は貴重な時間をありがとうございました。

「自分がどう働いていたいか」をイメージして

【職員】学生には、体育大学の学生ならできて当たり前のことに加えて、「私の強みです」と言えるようなプラスワンの何かを持つように言っていますが、採用担当の立場から見てどうですか?

私の主観も入りますが、おっしゃる通りだと思います。採用担当は数多くの学生さんを見ています。下手な言い方をすると、体育大学ではなくても部活を頑張っている学生は体育大学生のレベルになっていることもあります。そうでなくても、「そのエピソードもっと教えて」とか「この経験は会社でも活かせそう」という人もいるので、プラスワンは絶対に持っていた方が良いです。自分だけの何かを持っていると、自分自身の自信につながってきます。「私の武器はこれです」と言える人は少なく、面接でお会いする学生の約1割くらいです。実際にその子達と会うと光るものがある方も居ますし、また話を聞きたいと思う皆さんたちなので、是非自分の好きなところや特技をプラスに頑張っていただいたら良いのではないかと思います。

【先生】就職活動をしている中で、いろいろ条件があったと思いますが、最後まで捨てなかった条件があれば教えてください。

「絶対に家から通いたい」という人もいれば、「全国どこでも行ける」という人もいるなど、価値観は人それぞれなので一概には言えません。ただ、私個人としては、どういうふうに働きたいかという像は、漠然としていても良いと思います。例えば「人と関わっていたい」という軸があれば、「本当は営業でバリバリやりたいけれど内勤」ということはあっても、機械とだけ向き合う工場は選ばないはずです。広い軸になってしまうのですが、「自分がどう働いていたいか」を、自分の気持ちに素直になり考え、忘れずにきちんと持っていたほうがいいと思います。

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